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【異世界薬局】最新刊まで読んだ感想と評価!ネタバレあり!

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こんにちは、一夜です。

まだ5月ですが、連日30度超えで体調崩している方もいるんじゃないでしょうか?

こんな時は涼しい室内で、マンガをゆっくりと読むといいですよ。

 

今回はラノベからのコミカライズされた『異世界薬局』の読んだ感想を書いていきます。まだまだ連載中なので現時点の評価になります!ちなみに、若干ネタバレも含んでしまっているので、ご注意ください。

異世界薬局とは

異世界薬局は2019年5月現在で高野聖さん著書のマンガ4巻、高山理図さんの原作ノベル6巻が発売されている作品になります。

 

研究に没頭するあまり、志半ばで過労死した若き薬学者「薬谷完治」。
目を覚ますと、彼は王侯貴族を専門に診察する宮廷薬師の名家ド・メディシス家の息子、ファルマとして転生していた。間違った治療法や薬の調合、医療行為と呼べない呪術やまじないが横行するこの世界の医療にファルマは絶望する。中世ヨーロッパが物語の舞台のイメージとなります。


「何とかしないとな、この世界の人々のためにも――」
前世で培った現代薬学に加え、異世界に来たことで手に入れたチート能力「物質創造&物質消去」。
それらを駆使しファルマは母の腰痛から女帝の死病まであらゆる疾病に立ち向かっていきます。
そして、真に効果のある薬を広く人々に届けるべく召使いの少女ロッテ、家庭教師を務める美女エレンたちと「異世界薬局」を開業という流れ。

 

異世界薬局の感想と評価

ここからは最低限のネタバレも含みますので、ご注意ください。

 

このマンガを異世界もの・表紙絵などで手を出していない人にはとにかく1巻でいいから読んでほしいです。転生ものというと最強の力を手に入れた主人公が無双していく話が多くストーリーは二の次のイメージがあると思います。

 

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この主人公が授かるチート能力は「物質創造と物質消去」。前世でなにもできず病死させてしまった妹のような人を減らすため、己の知識1つで現代医薬を作りだし万人等しく治療を施していきます。ファルマの考えがどうして生まれたのか、過去の経験からの苦悩や周りとの軋轢など、細かい話の部分もしっかりと描かれており飽きずに読むことができました。

 

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この世界には神術と呼ばれる魔法のようなものがあり、人間ドラマを描くだけではなくファンタジー要素もしっかりと取り入れています。

 

元々著者は医療系の研究者で、研究の合間に作品をネットに公表していたそうです。

そのため、作品内にでてくる薬学系の知識やうんちくなど分かりやすく、なによりためになることが多く書かれていました。

 

 ファルマはその知識を持って薬局を作り、貴族・平民という身分に囚われずに治療をしていきます。もちろんそれを面白く思わない人もでてきます。

そのチート能力で材料費もかからず薬を生成できるので、とてもよく効く薬がとっても安価、そりゃ衝突もありますね(笑)

また、そのチート能力から悪霊扱いされ教会にも襲われるハプニングも・・・。

 

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最新刊4巻はストーリーがとても気に入っています。悪霊付きと思われた1人の女性を救います。この女性はファルマがいなければ自分で命を絶っていたか、教会に処刑されていたか・・・。この女性をきっかけに教会の考え方も変えていくことができるように。

また遂に平民の薬師ギルドとの衝突も起こりますが、ファルマの献身的な治療により平民ギルドの中にも味方が徐々に増えていきます。

 

異世界転生のマンガの中では異色のストーリーになっていると思いますが、原作著者の知識もしっかり詰め込まれており、どんな人にでも楽しんで読んでもらえる作品になっていると思います。絵自体もとても見やすく工夫されており、キャラクターも魅力あるキャラばかりです。ぜひアニメ化してもらいたいですし、先が気になる作品です!

まずは、1巻だけでもいいので試しに読んでみてください。引き込まれる人も多いと思いますよ!

 

一夜

ストーリー:★★★★★

絵    :★★★★

展開の熱さ:★★★

おすすめ度:★★★★

 一押しポイント:異世界系ではめずらしいストーリー重視で薬学知識もばっちり!